植物のかしこさ
以前 日程が合わずあきらめた講習会がありました。
ずっと未練があったのですが eランニングで受講することができました。
どこにいても好きな時間に受講できるシステムってやっぱり便利
組み込んでいただけたことに感謝です。
「科学は一枚の葉っぱに及ばない」とおっしゃる
農学博士 植物生理学者 田中修先生の講習会
「植物達のかしこい生き方」です。

私達が元気がなくなり入院したとします。
かならずと言っていいほど 生きていくためには絶対必要な
ブドウ糖が点滴されます。
植物はそのブドウ糖を1枚の葉の中で生成できます。
科学が凄く進んでいて
葉っぱの一枚がする反応位 すぐできる と思っても、
どんなにお金を使っても 誰に頼んでも
水と二酸化炭素だけを材料に 太陽の光を使って
ブドウ糖を作る工場を作る事は出来ない。
私達は 植物の前に謙虚に学ばなければならない。
「科学は一枚の葉っぱに及ばない」
田中先生は ビートたけしさんとの対談にこのタイトルを選んだそうです。
そして
かしこい生き方について。
植物は動物のように動きまわらなくとも
光合成の力で 栄養を作れるし
動き回って相手を探さなくとも子孫を残せる。
というお話の中で
植物の 花を咲かせた後の大仕事について。
生殖の意義とは
めしべ(メス)とおしべ(オス)の二つの性質を混ぜ
生き残っていくために できるだけ違った性質の子供を作るという事ですが
ひとつの花の中にある
めしべの先に おしべの花粉が付くのでは
それほど違った子供たちは出来ない。
どんな環境でも生き残ってくれる 強い子供達を作るため
とにかく自分のDNAと違った子孫を残したい と植物は思っています。
ひとつの花の中にある めしべは背が高く
おしべは低く 簡単に届かないようになっています。
先生がおっしゃるには
花が ひとつの家としたら お互いが接触を避けている
「家庭内別居」 かていないべっきょw
一緒にいても めしべの願いとは
他の株にできる花の花粉が欲しいという事。
これは 完全に
「浮気願望」うわきがんぼうww
桔梗などは
おしべが先に出てきて先に花粉をたくさん出しますが
その時めしべは姿を見せず
花粉がなくなったころに やっとめしべが出てきます。
同じ花の中でも 成熟する時期をずらして 接触を避けている
人間でいえば 「すれ違い夫婦状態」 surechigaifuufu www
と 先生はおっしゃいます 笑
一緒にいても めしべの願いは 他の株の花の花粉が欲しいという事。
ほんなら 別れましょうか と
先生は京都の方で京都弁です
分かれたのが ゴーヤやスイカ キュウリ等の 雌花 雄花
極端な話
それやったら 同じ株に咲いてなくてもいいやろ と
はっきり分かれんのは
先生の京都弁がまた味があるのです
雄株 雌株に分かれている
銀杏 キウイ アスパラガス等。
こう言った事から
植物は 性の分化の意義を良く知っているという事が良く分かります。
進化論で有名な ダーウィンが
「この世に生き残ることが出来るのは
最も強いものではなく
最も賢いものでもない。
唯一生き残ることが出来るのは
環境に適応できるように
変化できるもの である。」
という言葉を 残しました。
そのためには多様であること。
それは 植物とぴったり重なります。
次に。
大切な子孫を残すための作業を
どこに吹ていくのか
どこに飛んでいくのかわからない
風や虫に託しても大丈夫?という心配への工夫について。
一番簡単なのは 花粉を多く作る事。
どんな方向に風が流れても運んでもらえるように
空気が白くなるほど花粉を飛ばす
杉は心配性の植物の代表だそうです。w
虫にその作業を託す花は おしべ 花粉が多いそうです。
桜やビョウヤナギ等もそう。
そして 虫を誘いこむための
花の色 香り 蜜の味にそれぞれが工夫を凝らすことも。
春の花壇など
素敵な花が仲よく咲いているように見えますが
実は
自分の子孫を残すために
個性を磨き魅力を究極に高めあっているのでそうです。
美しいはずですね。
魅力が高まれば
虫が寄ってくることを植物はわかっています。
生存競争
この魅力を高めるという努力は
人や組織 地域 社会でも通じる極意
と先生はおっしゃいます。
まだまだお話は続きますが
最初から最後まで 最高に興味深かった内容
めちゃくちゃ面白くて 感動でした。
花を見るたびに
家庭内別居 とか
すれ違い夫婦 とか
いちいち頭をよぎる事 間違いなしです そっち? 笑
ずっと未練があったのですが eランニングで受講することができました。
どこにいても好きな時間に受講できるシステムってやっぱり便利
組み込んでいただけたことに感謝です。
「科学は一枚の葉っぱに及ばない」とおっしゃる
農学博士 植物生理学者 田中修先生の講習会
「植物達のかしこい生き方」です。

私達が元気がなくなり入院したとします。
かならずと言っていいほど 生きていくためには絶対必要な
ブドウ糖が点滴されます。
植物はそのブドウ糖を1枚の葉の中で生成できます。
科学が凄く進んでいて
葉っぱの一枚がする反応位 すぐできる と思っても、
どんなにお金を使っても 誰に頼んでも
水と二酸化炭素だけを材料に 太陽の光を使って
ブドウ糖を作る工場を作る事は出来ない。
私達は 植物の前に謙虚に学ばなければならない。
「科学は一枚の葉っぱに及ばない」
田中先生は ビートたけしさんとの対談にこのタイトルを選んだそうです。
そして
かしこい生き方について。
植物は動物のように動きまわらなくとも
光合成の力で 栄養を作れるし
動き回って相手を探さなくとも子孫を残せる。
というお話の中で
植物の 花を咲かせた後の大仕事について。
生殖の意義とは
めしべ(メス)とおしべ(オス)の二つの性質を混ぜ
生き残っていくために できるだけ違った性質の子供を作るという事ですが
ひとつの花の中にある
めしべの先に おしべの花粉が付くのでは
それほど違った子供たちは出来ない。
どんな環境でも生き残ってくれる 強い子供達を作るため
とにかく自分のDNAと違った子孫を残したい と植物は思っています。
ひとつの花の中にある めしべは背が高く
おしべは低く 簡単に届かないようになっています。
先生がおっしゃるには
花が ひとつの家としたら お互いが接触を避けている
「家庭内別居」 かていないべっきょw
一緒にいても めしべの願いとは
他の株にできる花の花粉が欲しいという事。
これは 完全に
「浮気願望」うわきがんぼうww
桔梗などは
おしべが先に出てきて先に花粉をたくさん出しますが
その時めしべは姿を見せず
花粉がなくなったころに やっとめしべが出てきます。
同じ花の中でも 成熟する時期をずらして 接触を避けている
人間でいえば 「すれ違い夫婦状態」 surechigaifuufu www
と 先生はおっしゃいます 笑
一緒にいても めしべの願いは 他の株の花の花粉が欲しいという事。
ほんなら 別れましょうか と
先生は京都の方で京都弁です
分かれたのが ゴーヤやスイカ キュウリ等の 雌花 雄花
極端な話
それやったら 同じ株に咲いてなくてもいいやろ と
はっきり分かれんのは
先生の京都弁がまた味があるのです
雄株 雌株に分かれている
銀杏 キウイ アスパラガス等。
こう言った事から
植物は 性の分化の意義を良く知っているという事が良く分かります。
進化論で有名な ダーウィンが
「この世に生き残ることが出来るのは
最も強いものではなく
最も賢いものでもない。
唯一生き残ることが出来るのは
環境に適応できるように
変化できるもの である。」
という言葉を 残しました。
そのためには多様であること。
それは 植物とぴったり重なります。
次に。
大切な子孫を残すための作業を
どこに吹ていくのか
どこに飛んでいくのかわからない
風や虫に託しても大丈夫?という心配への工夫について。
一番簡単なのは 花粉を多く作る事。
どんな方向に風が流れても運んでもらえるように
空気が白くなるほど花粉を飛ばす
杉は心配性の植物の代表だそうです。w
虫にその作業を託す花は おしべ 花粉が多いそうです。
桜やビョウヤナギ等もそう。
そして 虫を誘いこむための
花の色 香り 蜜の味にそれぞれが工夫を凝らすことも。
春の花壇など
素敵な花が仲よく咲いているように見えますが
実は
自分の子孫を残すために
個性を磨き魅力を究極に高めあっているのでそうです。
美しいはずですね。
魅力が高まれば
虫が寄ってくることを植物はわかっています。
生存競争
この魅力を高めるという努力は
人や組織 地域 社会でも通じる極意
と先生はおっしゃいます。
まだまだお話は続きますが
最初から最後まで 最高に興味深かった内容
めちゃくちゃ面白くて 感動でした。
花を見るたびに
家庭内別居 とか
すれ違い夫婦 とか
いちいち頭をよぎる事 間違いなしです そっち? 笑
この記事へのコメント
でも、楽しいのかにゃ^^;
生物学的には正しいことだったんだなぁ
ウチの家庭内別居状態もこのままでいいかなw
植物達には、私達をこんなに喜ばせてくれている事にも気付いてほしいものです!
全ての話に出てくる花達の顔が想像出来て(笑)
機会があったらまた受講したい田中先生のお話でした。
これは!オシロイバナのお話になりますがw
そう考えて生きているわけではないかもしれませんね。
まだまだお元気じゃないですか!お出かけも記事の更新も!
こちらにもお越し頂きありがとうございます♪